地域により違う納骨方法
関西地域の多くは、骨壺から出したご遺骨を、お墓へ埋葬される事が一般的です。
ただ、地域によっては骨壺のまま埋葬する場合もございます。
これらは地域性という事ですので、どちらが正しいとか間違えているというような事ではございません。
- 地域により違う墓石の構造
骨壺で埋葬する地域と、そうでない地域では、墓石の構造が違います。
大きく違う所は、納骨棺(ご遺骨が収まる部屋:カロートといいます)の中の広さです。
『骨壺で埋葬する地域の納骨棺の構造』
・大きな納骨棺を地下深く造る構造
・地上に納骨棺(出カロート式)を作ってから墓石を積む構造
ご遺骨を布袋に移し替えてから埋葬する地域では、納骨棺は『約40cm四方・深さは24cm未満』の広さになります。
関西での一般的なカロートは、ずいぶん狭く感じると思いますが、先に埋葬されたご遺骨から順に土へと還ります。
余程の事がない限り、ご遺骨で満杯になることはありません。
- 骨壺での埋葬の場合は適したカロートをお選びください
地下深くに大きなカロートを造る場合は、どうしても「水が溜まりやすい」という課題があります。
また、墓地を確保される際には余裕をもった敷地面積が必要です。
出カロート式のお墓の場合は、地上の納骨棺を大きくすると、墓石の背が高くなります。
お墓参りで墓石の掃除を考えますと、墓石をご注文の際には適度な高さをおすすめいたします。
- 骨壺が通過する納骨口の確保
骨壺大きさ事態も様々ですが、骨壺が通過できる入り口の大きさを確保する必要があります。
出カロート式の場合は、構造的に側壁の一部に、大きめの石製の扉を着けることが容易です。
埋葬の作法によりお墓の構造が異なりますので、骨壺のまま埋葬をご希望のお客様は事前に石材店にお伝えください。