お墓豆知識

関西霊園情報局 お墓のコラム

2022.9.21

終活と生前墓

関西霊園情報局のお墓コラムをご覧いただきまして有難うございます。

今回は、終活と生前墓をテーマにすすめさせていただきます。

終活の目的とは?

終活とは、人生の最後に向けた準備をすることです。

まずは現状を把握し、老後のことや逝去された後のことに備えるための計画を行います。

死ぬための準備と誤解をされている方もおられるようですが、ただそれだけでしたら終活という言葉も生まれなかったのではないかと思います。

老後の不安を和らげるためには、何が必要かを知ることが大切です。

介護のことや相続のことなど、事前に法律や手続きを知っておくことで、先々の状況が変わることもあります。

終活とは、充実した老後を過ごすための活動であることから、多くの方々が取り組んでおられます。

お墓のことも考えてみてください

お墓とは、遺骨を埋葬するだけの場所ではありません。

人生という限られた時間の先にも残る場所であり、残された方々が故人様を偲ぶ場所であります。

少子化の時代を迎えて、後継者の負担の少ないお墓や、いつまでも撤去されずに残る夫婦墓など、沢山の永代管理のお墓がございます。

「墓じまい」の話を聞くたびに、既存のお墓に失望されていた方々も、一度調べてみてはいかがでしょうか?

お墓が縁となって、安心して相談できる寺院との出会いのあった方々も大勢おられます。

形だけの葬儀や供養を想像して落胆されるよりも、最後を託せる新たな出会いに繋がることもございます。

希望するお墓とは?

30年くらい前までは、霊園や墓地を見学されている方々には、費用は?環境は?交通アクセスは?を、他の墓地と比較することくらいしかありませんでした。

当時のお墓は、先々は子供が引き継ぐものという前提があり、承継者のない方には、お墓はハードルの高いもののような存在でした。

永代供養墓や樹木葬墓地の登場によって、管理料のいらない永代管理のお墓や、故人様のお供養が約束されたお墓などが増えています。

最近に見学にお越しのお客様のお墓への関心事は、費用は?先々の出費は?いつまで残る?どのような供養?環境は?交通アクセスは?という感じです。

最近のお客様の希望を要約しますと、「お参りがしやすく気持ちよい場所で家族に負担を掛けずに安心して眠りたい」ということになります。

終活をされている人が多いのも理由の一つだと思いますが、家族や子供への負担軽減は、お墓を選ぶ際の必須項目になっています。

家族への負担軽減

家族や子孫への負担を考えた場合には、まず浮かぶのは、お墓の維持費と墓じまいの心配です。

20年くらい前より永代供養墓の人気が高まっています。

永代供養墓の多くが永代管理を採用していて維持費がふようなのですが、更には子孫が墓じまいをしなくてもよい条件の永代供養墓が増えています。

続いては、お墓参りの際の交通アクセスではないでしょうか。

核家族が当たり前の時代では、お住いの近くにお墓を建てるよりも、遠方の人もお参りしやすい立地を選ぶ方が増えています。

ご夫婦の中には、2人だけのお墓を希望する人もおられます。

また、先々の使用は子供の意思に委ねるという考えで、家族用の永代供養墓を選ぶ人もおられます。

様々な霊園や寺院には、子孫への負担を軽減するお墓に取り組んでいます。

希望を形にする

生前墓での大きなメリットとしては、比較をしながら最も希望するお墓を選べることではないでしょうか。

家族の負担が少ない条件をもったお墓の中から、先々にはご自身が埋葬される場所として相応しいお墓を選ぶことができます。

明るく清潔な環境の墓地

静かで落ち着いた環境の墓地

安心して供養を任せることのできる寺院

中には「これらすべての要望を満たしたお墓でないと嫌だ」と仰る人がおられるかも知れません。

どのようなお墓を希望するかは、それぞれに異なると思います。

実際に現地に足を運んで確認をすることが大切です。

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