関西霊園情報局 お墓のコラム
2022.9.19
終活と墓じまい
関西霊園情報局のお墓コラムをご覧いただきまして有難うございます。
今回は、終活と墓じまいをテーマにすすめさせていただきます。
終活とお墓
5~6年前より終活をされる方が増えました。
墓じまいと呼ばれるお墓の整理や、ご自身のお墓を生前確保される方が増えています。
身辺の整理と老後の備えという終活には、やはりお墓も含まれてしまいます。
「まずは、お墓についても老後の心配を減らしてから・・・」ということのようで、多くの方がよりよく生きるための計画をされているようです。
また、お墓に関わる終活の目的に、お子さんの負担軽減もあげられます。
墓じまいのタイミング
終活を始める際に、まず最初に浮かぶのは、現状の把握と身辺の整理ではないでしょうか。
「田舎のお墓をいつまでお参りできるだろうか?」
「子供は、お参りするのが大変だろうな」
ご夫婦で相談をし、親戚やお寺に報告をするなど、気が重くなることもあって、墓じまいにはタイミングも重要になってきます。
思い立ったが吉日という言葉もありますが、強行してボタンを掛け違えてしまいますと、後々まで嫌なことを引きずってしまうこともあります。
特に、親戚と世話になっているお寺などには、報告や打ち合わせなどの手順を踏む必要があります。
墓じまいは悪いことか?
墓じまいを考えた場合に、「ご先祖様に申し訳ない・・・」という気持ちになる方が多いのではないかと思います。
筆者は京都で石材店をしていますので、直接お客様とお話をさせていただく機会に恵まれています。
中には、ご先祖様のご遺骨の改葬先として新たなお墓を検討されている方もおられます。
墓じまいを考え始めた動機としては、「ご先祖様が粗末な扱いを受けないように」と仰る方がほとんどです。
墓地の管理料も未納のままで、誰もお参りをする方もなくお墓をそのまま放っておくと、無縁墓として放置されてしまいます。
これを良しとできない方々は、子供や子孫としての責任感から墓じまいをされています。
改葬について
改葬とは、一度埋葬された遺骨を他の所在地にある墓所に再埋葬することをいいます。
墓じまいでの改葬をお考えの方の多くは、永代供養を希望されています。
永代供養供養を希望する動機は、やはり子供や親戚などに負担をかけたくないという気持ちからだと思います。
永代供養での改葬としましては、永代供養をして下さるお墓や納骨堂になります。
ご先祖様を慣れ親しんだ土地から離したくないという方には、お墓のある墓地に建つ合祀墓をおすすめいたします。
ご先祖様のお墓参りの継続と、同時にご自身や家族のお墓の確保を希望される方は、生活圏内での永代供養墓の確保をおすすめいたします。
永代供養墓について
永代供養墓とは、埋葬された方々の定期的な供養の継続をお約束する永代管理のお墓です。
永代管理とは、先々に必要な墓地管理料を一括前納する管理料の支払い方法をいいます。
基本的に永代供養墓とは、各家個別に建立するお墓をいいますが、中には埋葬できる人数制限を設けているものもあります。
ご先祖様の改葬目的のみの場合は、あらかじめ人数や遺骨の量を把握できますので、それに見合ったお墓を選ぶことができます。
先々には、ご自身や家族の埋葬をお考えの方は、埋葬人数に制約のないお墓を選ぶ必要があります。
永代供養墓の多くは、墓地管理者がお墓の維持管理をお約束していますので、墓じまいの心配がありません。
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担当 柳田 貴人
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近鉄東寺駅近く
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電話 075-693-7345(10:30~18:00)
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毎週火曜日・第2第4水曜日定休