お墓の豆知識
納骨袋とは?
関西エリアでは、納骨の際に遺骨を骨壺から布の袋に移し替えてからお墓に埋葬いたします。
この遺骨を入れる袋を納骨袋と呼んでいます。
上の写真は市販の納骨袋ですが、市販品といってもサイズなどの規格が統一されている訳ではありません。
納骨袋を手作りされる人も
また、埋葬をされる際には、手作りの納骨袋を使用していただいても大丈夫です。
手作りを希望される人のために、写真には30センチの物差しも一緒に移しました。
必ずしもこの大きさでなくても大丈夫です。
ただし、骨壺より一回り以上大きなサイズの方が、遺骨を移す際にこぼれるリスクを減らすことができます。
関西エリアでは、遺骨を土に還す目的のために布製の袋を使用しています。
ですから、素材は木綿などの天然素材をご使用ください。
化学繊維だと土に還らない場合がありますので、ご注意ください。
一般には、晒を進められるケースが多いのですが、筆者の経験上では晒は繊維の目が粗いため遺骨の粉がこぼれてしまうケースがあります。
故人様が愛用したカッターシャツなどがありましたら、そのような記事の方が納骨袋には向いています。
写真の市販品は、袋の上部に紐が通して会って巾着になっています。
お墓に埋葬する際に、遺骨がこぼれないための工夫なのですが、紐で縛ることができれば必ずしも巾着でなくても大丈夫です。
また、縦寸法を長めにつくっておいて、お墓に埋葬する際には二つ折りにたたんでも大丈夫です。
納骨される際の注意点
開催エリアでは、最初の埋葬の段階から遺骨を土に還す風習があるため、新しい墓石では遺骨を入れる入口の大きさが広く造られています。
土葬だった頃に造られた墓石や一部の古い墓石では、先々に埋葬できる構造になっていなかったり、お骨を入れる入口が極端に小さい墓石もあります。
特に古いお墓の場合は、埋葬の予定日までに遺骨を入れる方法を事前に確認しておいてください。
納骨の法要が始まってから、遺骨を入れる入口が無かったり、再度袋から出したい骨を少しずつお墓に入れなければならなかったりでは、大変だと思います。
市販の納骨袋を希望される方は、石材店にご相談ください。
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