お墓のQ&A

お墓のQ&A

永代供養墓や墓地選びのポイント、ご納骨・分骨についてなど、過去にいただいたご質問にお答えしています。

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Q1.永代供養墓とは どのようなお墓ですか?

永代供養墓とは?


お墓(納骨所)+永代供養+永代管理の3つを備えたお墓です


  • 承継者のない方も安心して建てていただけるお墓

永代供養墓の特徴は、通常のお墓と違い無縁墓地になったり、お約束の期間満了までは墓石が撤去される心配がありません。

墓地により永代供養(墓石の維持管理)の期間は様々ですが、一般的なお墓のように墓地の承継者が無い事を理由に墓石が撤去される事はありません。


  • 永代供養墓を支える永代管理

長期間お墓を維持していく必要があるため、永代供養墓のほとんどが、永代管理(永代管理料)を取り入れています。

永代管理料とは、通常でしたら毎年納める墓地管理料を、墓地使用の申請時に先々に必要であろう費用を、まとめて一括納付する管理料の事をいいます。

通常のお墓の場合、墓地の承継(名義変更)が途絶え管理料が未納になりますと、墓地の使用規程によっては墓石が撤去されてしまいます。

永代供養墓の中には、管理料が『年払い』や『短期のまとめ払い』の所もあるようですが、この場合は管理料がが未納になった場合に『お墓はどうなるか?』をよく確認してください。

永代管理料を納めますと、管理料の未納を防げますので、墓地使用者とお約束した永代管理期間中に墓石を撤去される事はありません。

永代管理は、墓石を先々まで残す為の礎になります。


  • 永代供養について

墓地を管理する寺院様(など)により、ご供養の時期や作法は様々です。

一般には、墓所に埋葬された方々を、永続性をもって定期的にご供養する事をいいます。

墓地使用の申請時に、墓地管理者にご確認ください。


  • 生前確保に適したお墓

墓地承継者が居られない方の場合は、往々にして生前ご自身達のお墓を検討する必要が生じてまいります。

後々にお墓の維持費用の徴収が行われない永代管理のお墓では、早く申込みをしても余分にお墓の維持費用を支払うデメリットが、ほとんどの場合ありません。


  • 少子化の時代に対応したお墓

少子化が続く今後は、一人っ子同士の結婚が増えていくと考えられます。

この事を今までの習慣で考えた場合、一軒のお宅で双方の実家のお仏壇やお墓をお祀りしていく事になります。

永代供養墓の場合は、後々維持費用の支払いがありませんので、お子様達の金銭的な負担も軽減します。


Q2.墓地選びのポイントは?

墓地選びのポイントは?


墓地選びで重要なのは『費用・交通の便・環境』


  • 価格・費用

お墓の価格には、主に「墓地永代使用料」・「墓地管理料」・「墓石工事代金」の3つがあげられます。

墓地永代使用料とは、いわゆる土地代と違い一般的なお墓の場合には「代の続く限り墓地をお墓として使用していただく」ための費用です。

墓地管理料とは、墓地内(霊園内)の皆様が共有して利用される施設の維持管理に必要な費用として徴収されるものをいいます。

各家の墓地内の清掃費と思われている方もおられるようですが、それぞれのお墓は各自で掃除していただきます。

石の産地・種類(銘柄)や大きさ・形により、墓石工事代金は大きく異なります。

もしも、ご心配の場合は、墓地永代使用料や墓地管理料をお支払になる前に、墓石費用の見積もりを依頼されると良いでしょう。

お墓が完成した後に、開眼法要やご納骨の読経を寺院様などに依頼された場合には御布施をお渡しします。

また、墓地によっては、ご納骨時に霊園職員や石材店にお手伝いをしていただきますが、その際に立会料などの経費が必要な場合もございます。


  • 交通の便

便利な場所にお墓があるに越したことはございませんが、市街地の場合には不便な場所に比べて墓地永代使用料が高くなってしまいがちです。

霊園によっては、最寄駅より無料墓参送迎バスを運行しているところもございます。

高齢になり車の運転に支障がでてしまうと、公共の交通機関や送迎バスを利用する機会が増してしまいます。

見学している時に、ご高齢のお墓参りの方を沢山見かけるようでしたら、お参りしやすい墓地と云えるでしょう。


  • 墓地の環境

墓地をご見学の際には、周りの景観や墓地の陽当たりは重要な要素です。

その他には、やはり園内の清掃状態や水ハケ(水たまり)などが気になります。

また、既に建っているお墓の傾きについては、十分に注意を払ってください。

付近のお墓が同じような方向に傾いているような場合には、地盤が沈んでいるかも知れません。

傾いている墓石が直線状に並んでいたら、沈下していると思いますので、現在進行形なのか、既に止まっているのかを確認する必要があります。

どうしてもそのような場所しか空いていない場合は、墓石工事の際に『墓石の傾きに対する補償』を十分に確認しておいてください。

ただ、そのような場所は避けた方が賢明です。

墓地選びのポイント


Q3.郷里のお墓に分骨して欲しいと言われましたが?

分骨について


  • そもそも分骨とは?

多くの方々に、故人のご供養を行っていただく目的で、古くから分骨という風習がございます。

遺言により希望の地へ分骨したり、信仰する宗教施設で手厚くご供養いただけるようにお願いするなど、分骨される理由は様々です。


  • ご遺族の気持ちを優先してください

「主人が亡くなりましたが、郷里の親戚より先祖代々のお墓に遺骨の一部を分骨して欲しいという申し出があったのですが・・・」というご相談がございました。

ご相談いただいた方は、少子化で郷里のお墓の今後に不安を感じ、分骨する事にはあまり気がすすまない印象でした。

このような問題は、ご当人同士で話し合いを重ねる以外には、なかなか解決する事ができません。

  • 分骨についてのお願い
  • 本来の分骨とは、ご遺族が先方(分骨を受ける側)へ、お願いして故人のご供養をしていただくものです。
  • ご親戚を含む周囲の方々が、ご遺族へ強要するような事ではありません。
  • ご遺族の気持ちを最優先していただければと願うばかりです。

分骨について

Q4.骨壺での埋葬を考えていますが?

地域により違う納骨方法


関西地域の多くは、骨壺から出したご遺骨を、お墓へ埋葬される事が一般的です。

ただ、地域によっては骨壺のまま埋葬する場合もございます。

これらは地域性という事ですので、どちらが正しいとか間違えているというような事ではございません。


  • 地域により違う墓石の構造

骨壺で埋葬する地域と、そうでない地域では、墓石の構造が違います。

大きく違う所は、納骨棺(ご遺骨が収まる部屋:カロートといいます)の中の広さです。

『骨壺で埋葬する地域の納骨棺の構造』
・大きな納骨棺を地下深く造る構造
・地上に納骨棺(出カロート式)を作ってから墓石を積む構造

ご遺骨を布袋に移し替えてから埋葬する地域では、納骨棺は『約40cm四方・深さは24cm未満』の広さになります。

関西での一般的なカロートは、ずいぶん狭く感じると思いますが、先に埋葬されたご遺骨から順に土へと還ります。

余程の事がない限り、ご遺骨で満杯になることはありません。


  • 骨壺での埋葬の場合は適したカロートをお選びください

地下深くに大きなカロートを造る場合は、どうしても「水が溜まりやすい」という課題があります。

また、墓地を確保される際には余裕をもった敷地面積が必要です。

出カロート式のお墓の場合は、地上の納骨棺を大きくすると、墓石の背が高くなります。

お墓参りで墓石の掃除を考えますと、墓石をご注文の際には適度な高さをおすすめいたします。


  • 骨壺が通過する納骨口の確保

骨壺大きさ事態も様々ですが、骨壺が通過できる入り口の大きさを確保する必要があります。

出カロート式の場合は、構造的に側壁の一部に、大きめの石製の扉を着けることが容易です。

埋葬の作法によりお墓の構造が異なりますので、骨壺のまま埋葬をご希望のお客様は事前に石材店にお伝えください。

 

骨壺での納骨について


Q5.納骨する時期に決まりはありますか?

ご納骨の時期について


  • ご納骨の時期に決まりはあるのか

お墓に埋葬される時期についての、必ず守らなければならない決まりはありません。

「四十九日の忌明け後でしたら、心の整理がつかれました時に納骨してあげてはいかがですか」と、お坊様が仰っている場面をよくお見掛けします。

地域によっては、習わしがある場合もあるようですが、時期につきましては、ご無理のない範囲でご検討される事をおすすめします。

ご納骨の時期については、「地域の風習」や「しきたり」も大事ですが、ご遺族の心情はもっと大切だと思います。

ご納骨の時期につきましたは、京都府宇治市の黄檗宗のお寺『宝善院』様が、本サイトに仏事相談を投稿していただいています。

宜しければ参考にしてください。


  • 墓石の施工期間も考慮

これからお墓の準備をお考えの方は、墓地選びや墓石の注文など一定の期間が必要になります。

墓地が決まりましたら、石材店に墓石の依頼をされる際に完成日をご確認いただきます。

雪などの天候の影響を受ける季節には多少余裕をもったご計画をお願いします。

寺院様によるご納骨をお考えの方は、墓石の完成に目途がつきましたら、寺院様と打ち合わせや日時の予約をお願いします。


Q6.ペットも一緒のお墓に入れますか?

ペットと一緒に入れるお墓も登場


墓石の形状に工夫を凝らすなどして


ペットも一緒に納骨できる『ウイズペット墓地』

兵庫県神戸市北区にある「神戸山田霊苑」では、ペットも埋葬していただける新しい形態の墓所「ウイズペット墓地」の募集をしています。

各自の墓地の中に、ペット専用納骨棺とご家族用納骨棺の2か所の納骨棺を設け、一か所の墓所でペットのご供養も可能にしたお墓です。


「ペットも一緒のお墓にはいれますか?」というご相談

大前提としましては、ペットの埋葬を制限する法律はございません。

ただし、ペットのご納骨につきましては、各霊園や墓地の規約で制限されている場合がございます。

納骨が可能かどうかにつきましては、各霊園や墓地の「使用規程」などをよくご確認いただく必要がございます。

これから墓地の確保をご計画の方は、霊園をご見学時に、ご希望を伝えておく事をおすすめいたします。

 

ペットも一緒に納骨できますか?


Q7.合祀墓とは どのようなお墓ですか?

合祀墓とは?


大きな納骨棺を持つ墓所に不特定多数の方を一緒に埋葬するお墓


永代供養のお墓を調べますと、『合祀墓』や『合葬墓』という名前のお墓を見かけます。

『合祀墓』と『合葬墓』は、呼び方は違いますが、全く同じものです。

『合祀墓』や『合葬墓』と同様に、不特定多数の方を埋葬する建物に『納骨堂』があります。

屋外に建つお墓を『合祀墓』と呼び、建物である『納骨堂』とは異なりますが、どちらも似たような埋葬方法ですので、あえて区別して考える必要はございません。

『合祀墓』という名称は聞きなれない方も多いと思いますが、昨今の「永代供養墓」の人気を受けて徐々に認知されてきたようです。


合祀墓の特徴


  • 一般的に「合祀墓」は、墓地管理者が維持管理するお墓

この場合、維持管理料は不要の場合が多く、災害などでお墓が損傷した場合でも墓地管理者が修理を続けて施設を維持します。

一か所の納骨棺に不特定多数のご遺骨を埋葬しますので、もしも将来に遺骨の返還をご希望されても叶わない場合が大半です。

墓地によっては、合祀墓にご納骨された方を対象に、定期的に合同供養法要(総回向法要)などを行っている所もございます。

 

合祀墓とは?


Q8.生前にお墓を確保するメリットとデメリットは?

墓所の生前確保について


生前に墓所を確保された場合のメリットやデメリットなど


  • 先にお墓を用意すると縁起が悪い?

『生前にお墓を建てても良いものか?』という内容でインターネットで検索しますと、必ず出てきますのが『寿陵(じゅりょう)』についての説明です。

『中国の故事に習い、生前にお墓を建てる事を寿陵と呼び、昔から健康で長生きするといわれてきました。』というような感じの説明に出くわします。

しかし、寿陵を目的にしたお墓の検討をされる方は、現実にはあまりおられないようです。

もしも『縁起が悪い?』と迷っておられる方は、『寿陵』について調べていただきますと、不安は解消されるのではないかと思います。


お墓の生前確保のメリットやデメリットと思われるお客様の声


  • 『主人が元気なうちにお墓を決めておいてくれていたら悩まなくて済んだのに・・・なんだか憂鬱で・・・』という奥様の声をお聞きしました

お話をお聞きしますと、ご自宅から近い場所に亡くなられたご主人のお墓を建てたいというご希望でした。

ご主人のご兄弟は、郷里(遠方)の墓地に墓石を建てる事を、強く勧めておられるそうです。

しかし、ご自身は嫁という立場です。

どうしても亡くなられたご主人の兄弟の意見を、無視はできません。

「嫁という立場で、あまり強い事も言えませんし・・・、どうしたもんでしょうか?」と、ご相談をいただきました。

後々に、色々な意見を仰られそうなご親戚が多いご家庭では、ご主人様がお元気な時にお墓を決めておかれますと、奥様の精神的な疲労は軽減されると思われます。


  • 「場所が空いているうちに、お墓を買っておいて良かった」という声をお聞きしました

インターネットで霊園や墓地の情報を容易に検索できる時代になりました。

最近の傾向としましては、便利な場所や良い条件の墓地は、割と早いペースで沢山のお申し込みがあるようです。

ご自身が良さそうな墓地だと思う場所は、その他の方々も同様の事を思われています。

以前は、お墓の広告といえば新聞チラシが主力で、墓地近隣の方だけが情報を得る事ができました。

最近は、ほとんどの霊園はホームページがございますので、どなたでも必要な時に霊園の情報を得る事ができます。

このような事から、人気のある霊園の場合では、「またそのうち・・・」と言ってる間に空いている場所がなくなってしまう事があります。

お墓は、ご遺族が一生お付き合いされる場所ですから、ご家族全員で十分なご検討が必要ですが、良い条件の墓所がございましたら、早めのご検討をおすすめいたします。


  • 「あの時は良いと思って墓地を確保したけど、息子が遠いから嫌だと言ってる・・・」という声をお聞きしました

ご子息が遠方に引っ越しをされた為に、お墓までの距離がかなり遠くなり、お墓の移転をご検討のようでした。

確保した墓地が不要になった場合、無償による墓地の返還がほとんどです。

無償返還の場合は、お申込み時に霊園に納めたお金は戻ってまいりません。

生前に墓地を確保される場合にはリスクもございますので、十分にご計画をいただき、慎重にご検討ください。

お申込みの際に、もしも墓所が不要になった場合の事も、一応確認をされておかれる方が良いでしょう。

お墓の生前確保について


Q9.墓じまいについて

墓じまいとは?

最近は「墓じまい」をされる方が増えてまいりました。

一般に墓じまいとは、「お墓参りが出来そうにない」「近い将来にお墓の管理料を支払う人がいなくなる」「お墓の名義変更(承継手続)をする人がいない」などの理由で、維持する事が困難なお墓を事前にに処分することをいいます。

 

墓地の返還

公営の墓地は、墓地管理者である地方自治体より墓地を使用する権利(永代使用権)を取得しています。

墓地の使用権を放棄する手続き(墓地の返還手続きなど)行い、地方自治体に墓地使用権を返還します。

返還の際には、墓石や外柵などの工作物を撤去し更地にして返還する事が規程されている場合が大半です。

お寺さんなどが管理する民間の墓地の場合も、公営の墓地と同様の手続きが必要な場合が多く、更地にしての返還なども規程されているところが大半です。

具体的な手続きの方法につきましては、墓地管理者に問い合わせてください。

 

ご遺骨の移転

墓じまいの際に、他の霊園などへご遺骨を移す場合には、改葬許可申請が必要になります。

改葬許可申請は、墓じまいをするお墓のある役場で行います。

改葬許可申請書用紙は役場により異なりますので、申請方法や添付書類の有無につきましては各役場で確認をする必要があります。

申請用紙には、ご遺骨の移転先を記入する欄がございますので、事前にご遺骨の移転先を確保しておく必要があります。

申請後は、役場より改葬許可証が発行されますので、移転先へご遺骨を埋葬される際に、そちらの墓地管理者に提出してください。

墓じまいを予定しているお墓の墓苑内の合祀墓(供養塔など)へ、ご遺骨を移す場合は、一般には改葬許可申請は不要です。

 

墓石などの工作物の撤去

墓地によっては、墓地指定石材店が決められている場合があります。

石材店が決められている場合には、そちらの石材店に依頼することになります。

公営墓地や自治体が管理する共同墓地では、指定石材店が決められていない場合が大半です。

墓じまいの作業での内訳は、作業料と石材の処分料が大半を占めます。

石材店から墓地までの距離や作業する人数などにより、石材店によって費用のバラつきが起こります。

可能でしたら墓地の近所の石材店に直接出向き、よく打ち合わせをしていただければと思います。

墓じまいについて

Q10.永代供養について

永代供養とは?

ご家族や親族から依頼を受けて、寺院が故人の供養を定期的かつ永続的に行う事をいいます。

最近では、終活をされている方も大勢おられますので、生前にご本人から永代供養の申し出も増えているようです。


本堂から墓前での読経へ

寺院へ永代供養を申込みされますと、一般には本堂へで定期的な読経がおこなわれます。

寺院によっては、読経の回数によって永代供養料(御布施)の目安を設定しています。

この場合、「日牌(にっぱい:毎日読経)」「月牌(がっぱい・げっぱい:月命日に読経)」「年牌(ねんぱい:祥月命日に読経)」などが一般的です。

日牌、月牌、年牌に使われている「牌」は、お位牌を差します。

寺院では、昔からお位牌などの霊名が書かれているものを、本堂へ納めて読経が行われてきました。

永代供養墓や永代供養付きの合祀墓が増えてきた現在では、本堂へお位牌を納めずに、墓前で定期的な合同法要を行う寺院も増えてまいりました。

読経(法要)の際に一緒にお参りをされたいという方々の要望や、費用(御布施)負担の軽減などの理由から、合同法要を行う寺院が増えつつあります。


永代供養の類似語

ご納骨するところを探す中で、「永代」という文字の入った用語が出てくることがあります。

寺院などで永代という文字をみますと、先にご紹介した「永代供養」というイメージになりがちですので、簡単に整理をさせていただきます。

永代供養の類似語

  • 「永代使用料」の意味は?
  • 墓地や納骨スペースを確保するための費用のことです。
  • 一般的なお墓の場合は、墓地永代使用料と解りやすく書かれている場合もあります。
  • 最近では、納骨仏壇などの屋内型個別納骨壇もあります。
  • 各墓所の使用規程を守っていれば、無期限に使用できる場合がほとんどな事から「永代使用料」という表現がされています。
  • 「永代管理料」の意味は?
  • 多くの墓地では、お墓の維持費として「定期的な管理料の支払い」が義務付けられています。
  • このような場合では、跡取りがおられない家では、お墓を維持する事が無理といえます。
  • 少子化の時代でも安心して墓を建てていただけるように考えられたのが永代管理です。
  • 先々に必要な管理料を一括して最初に支払うことで、定期的な管理料の支払いが免除されます。
  • ただし、永代管理を申し込んでも、未来永劫に管理料が不要な墓地は少なく、あらかじめお約束をした期限がくると墓石を撤去し合祀墓(合同埋葬)にご遺骨を移すところが多いようです。
  • 永代管理をお申込みの際は、墓所が存続する期間を確認しておく事が大切です。

永代使用料や永代管理料を支払われても、永代供養が行わるわけではございません。

永代供養について

Q11.関西では納骨袋を使うと聞きましたが

関西では納骨袋を使うと聞きましたが

関西エリアでは、お墓にご納骨をする際には、ご遺骨を納骨袋に移してから埋葬する場合が一般的です。

昔から行われている風習ですので、法律などで決まっているわけではありません。

もしも、寺院や霊園独自で「ご納骨についての規程」を設けている場合は、墓地の規程通りの埋葬方法で行われます。

時々、「納骨袋の入手方法や自作の仕方」についてのご質問をいただきます。

石材店や霊園では市販の物をご用意している場合が多いので、建墓した石材店や霊園に聞いてみてください。

寺院や石材店によっては、手作りの納骨袋を推奨している場合もあります。

 

  • 納骨袋を自作される場合の注意点
  1. 骨壺よりも、だいぶん大きなものを作ってください。(大きすぎても全く問題ありません)
  2. お骨を土に還すことが目的ですので、天然素材を使用してください。
  3. あまり目の粗い素材や、極端に薄い素材の場合は二重にしてください。
  4. 写経や故人へのメッセージの記入、刺繍などをご希望の場合は、事前にお寺さんにご確認ください。
  5. 埋葬の際にお骨がこぼれないように、口をふさげる袋が使いやすいです。(紐で結ぶ・折りたたんで塞ぐ)

 

  • 納骨袋には市販の物もございます

納骨袋 納骨袋
画像提供:有限会社オフィス石太郎

この袋のサイズは、「幅17㎝・奥行17㎝・高さ34㎝」です。

巾着になっていて、紐を引っ張って袋の口を閉じます。

材質は木綿ですが、お骨の粉がこぼれないように目の細かい厚手な生地を使っています。

自作される方の参考になればと思い画像とサイズを掲載いたしました。

 

  • 骨壺のままでの埋葬をご希望の場合

お墓に埋葬される場合、関西エリアでは骨壺から出しての埋葬が一般的ですので、墓石の構造もそれを前提に造られています。

骨壺のままでの埋葬をご希望の場合は、必ず建墓のご契約をされる前に、石材店にご要望をお伝えください。

 

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